はいさい~きりさんです。
今日はちょっとお得になるかも?な情報をお伝えしていくよ。
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まずはこちらをご覧ください。
良い人にであれば同じ料金を払ってももっと良いサービスを受けられる可能性があるよね。というようなことを言っています。
商売に限らずこれは人同士のやり取りであればある種当然とも言えますね。
・仲の良い友達にはプレゼントをあげる
・頑張り屋の後輩が仕事に困っていたら助けてあげる
・面倒見のいい上司が退職することになったら盛大に送別会を開いてあげる
普通に常日頃やっていることと思います。
ホテルマンも人間です。やはり、この人には特にサービスしてあげたい!と思うゲストに対して熱が入ることは往々にしてあります。
ホテルではどんな利点があるのか
ホテルマンたるものお客様を喜ばせるためのサービスの引き出しを色々と持っています。
わかりやすい例をあげると、部屋のアップグレードです。
4つ星、5つ星ホテルとなるとアップグレードは毎日のように行われます。
また、アップグレードの明確な基準というものは特になく、個人の裁量で行う事が多くあります。
記念日だから、リピーターになりそうだから、そのタイプの部屋が満室で上のクラスしか空いていないから、等々様々な理由でアップグレードを行います。
そのきっかけの中には「この人にアップグレードしてあげたい!」と思わせるようなゲストの人柄というのも確かに存在します。
さらなるサービスを受けるために良い人であれというようないやらしいことは言わないですが、
ホテルマンと仲良くなると色々な情報を教えてくれたり、次回来た時も顔を覚えてくれていたり、プラスアルファのサービスが受けられるというメリットは確かに存在します。
ホテルなんて泊まるだけだし、と言わずにホテルマンとコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。
最近の私のサービス例
私も10年程ホテルマンをしているので今まで数々のサービスを行ってきましたが、多くて選べないので
つい最近あった事をお伝えします。
そのゲストはご家族で泊まりにきていらっしゃいました。
私がチェックインを担当したのですが、お母様が少し離れたときにお父様がこっそり私にこうおっしゃいました。
実は今日は妻の誕生日なんです。子供が手紙とプレゼントを用意したので預かってもらえませんか?
お子様の手には”お母さんへ”と書かれた封筒と手作りの花束がありました。
花束は折り紙で作られており、決して豪華なものではありませんでした。
ただ、一目で見てわかるぐらい”この子がお母さんのためにがんばって作ったんだろうなぁ”と思えるような心のこもった花束でした。
(なんて良い家族!!)
きりさんは思いました。この家族を絶対にハッピーにすると。
お母さんはもちろん、この家族全体をハッピーにしてあげたいと。
お父さん、預かっておいてご自身でいろいろすることももちろんできますし、こちらでお部屋のなかに入れておくこともできますよ。
ほんとですか?じゃあお願いしたいです!
まかせてください!ばっちりセットして装飾もしておくので絶対お母さんびっくりさせましょう!
ゲストは荷物を預けて外出。きりさんはベルさんにお部屋の装飾をお願いします。
ベルさん、スペシャルなゲストだからばっちり装飾よろしく!!
すごい良いご家族の皆さんだったんだよ~
わかりました!がんばります!
夕方にお客さんがエントランスから戻ってくるのが見えたので、きりさんはルームキーをもってお父さんにこっそり耳打ちしました。
ばっちりです!皆様も楽しんでご宿泊してくださいね!
ニコニコしているお父さん。遊びから帰ってきて楽しそうなお子様。何も知らないお母さん。
皆さんはお部屋に向かわれました。
翌日の朝。。。
おにーさーん!おてがみありがとう!お母さんもびっくりしてたよ!
昨日はいろいろとありがとうございました!おかげさまで妻も喜んでおりましたし、わざわざ子供に直筆のメッセージまでいただいて…息子も大喜びでした!
色々と手配していただいたようでありがとうございました!
とても心に残る旅行になりました!
素敵な旅行のお力添えができてこちらも嬉しいです!
本日チェックアウトですが最後まで楽しんでいってくださいね!
とても皆さんには喜んでいただけました。
実はこのお母さんへのサプライズとは別に、きりさんはお父さんとお子様にもサプライズをしておきました。
メッセージカードを内緒で入れておいてあげました。
お母さんへの誕生日のメッセージはもちろん、仕掛け人であるお父さんとお子様にもメッセージを残しました。
お母さんへがんばってサプライズをしてる姿に心打たれましたと。
お子様に向けては、「素敵なお花とメッセージをがんばって作ってすごいね!これからもお母さんをもっとたくさん喜ばせてあげてね」と。
主役のお母さんの邪魔はしていけないので、メインのお母さんのサプライズの後に気づいてもらえるようベッドサイドにひっそりと置いておきました。
お母さんのサプライズも成功したようですし、私のサプライズも成功したようです。
ホテルマンやってるとこのような場面にはよく当たりますね。
良いサービスを受けるためには
以上が最近の例でした。
ホテルマンは今までの経験により様々なサービススキルを持っています。
今回に関しては、
『お客様がやろうとしている事に対して、こんなこともできますよという提案』と
『サプライズでの追加サービス』を行いました。
この二つを出すかどうかはお客様がどういう方かという点に非常に左右されるところです。
もし今回のお客さんが
なんかサービスしてくれよ。今日誕生日だからなんかできるでしょ?
といった感じで来られた場合はすぐに何か渡してその場で終われるようなサービスしかしていなかったと思います。
この人たちに何かしてあげたい!と思わせたことで色々な提案や追加のサービスを行うことになりました。
ホテルマンも人間です。感情でサービスが変わってくることは多々あります。
また、ホテルマンを下僕のように扱う人に関しては一定の距離を置きます。
良い人ぶれ!というわけではありませんが、良い人のほうが良いサービスを受けられる事は間違いないです。
ホテルマンも人間です。ただの従業員と思わずに仕事以外の事でも気軽に話してみてはいかがでしょうか。
仲が良くなれば何か思いがけない事があるかもしれませんよ。
コメント
お客様のために最高のおもてなしをしているつもりですが、グッドコメントをもらえません。
どうしたらいいですか?
某ホテルマンさん、コメントありがとうございます!
そうですね。まず経理から現場にまた戻れるように異動願いを出してみてはいかがでしょうか?
なるほど!
その手がありましたか(^_^)
さっそく明日実行します!
ありがとうございます( ̄^ ̄)ゞ