はいさい!きりさんです。今回は現役ホテルマンであり、新卒からずっとホテルマンとして働いているきりさや夫婦のおすすめアイテムをお伝えしていきます。
前半で私が女性目線の、後半できりさんが男性目線のおすすめアイテムを紹介していきます
女性ホテリエにおすすめのアイテム
はいたい~さやです
外資系シティホテルに5年半勤務し、リゾートホテルに転職したさやです。シティホテルでは、主に宿泊部でベルとフロント、宿泊予約を務めていました。夜勤も多く、立ち仕事が多いホテリエですが、そんな私が実際に使っていておすすめなアイテムを紹介します。
マトメージュ まとめ髪スティック
まず、ホテリエの基本にもなる髪型。特に女性は慣れるまで、髪を綺麗にまとめるのに時間がかかると思います。そんなときに便利なのがこの『マトメージュ まとめ髪スティック』。基本ロングヘアだったので、ポニーテールにし、シニヨンにしていました。100均のおだんごネットに髪をまとめ入れてピンをとめた後、目立つアホ毛や前髪を綺麗に整えるのに、まとめ髪スティックが便利です。
ロッカーで髪を整えているほとんどのホテリエがこのマトメージュを使っているといっても過言ではないくらい(エアラインの友達もみんな使ってた)必須アイテム。多分5個くらいはリピート購入しています。
新入社員の頃はVO5などのスプレーや、手に付けるタイプのワックスやジェルを使っていましたが、これに出会っていてからはヘアスタイルのキープにはマトメージュのまとめ髪ワックスしか使っていません。十分綺麗になるし、勤務が終わるまでキープしていてくれます。手で触らなくていいので、仕事前の忙しい準備時間にいちいち手を洗ったり洗面台でセットする必要がないので楽です。
ほとんどのホテリエが、会社についてからヘアセットしていました!
REGAL リーガル パンプス
ホテリエの基本第二弾の靴。特に女性はパンプスで一日中歩きまわることになるので、靴はかなり大事です。ホテルマンの同僚とも靴の話題になることが多々あるくらい。靴に関しては合う、合わないがあるのでいくつか履いてみて、実際に働いてみないと良し悪しが分からないですが、私に合っていたのはREGALのパンプスでした。
リーガルは明治からある日本の革靴メーカーの老舗ブランド。革靴といえば『リーガル』と言う人もいるくらい定番ですよね。
REGALのフォーマルパンプスはいくつか持っていましたが、特にホテリエにおすすめなのはヒールが太めのタイプ。デスクワークであればそこまで気にする必要はありませんが、ベルやフロント、レストランなど立ちっぱなしの部署、特に歩き回るベルは絶対に足が痛くなるので、できるだけ楽な、ヒールが太めのパンプスがおすすめです。もちろん見た目は細いヒールの方が美しいですが、疲れないことが第一。
ベルのように歩きまわると、いくらロビーが大理石で、廊下や客室が絨毯でも靴は消耗品というくらいすぐだめになります。革靴がもったいなくて、何度か合皮の安いパンプスも買いましたが、革靴をお手入れして長く履いたほうが結果的にコスパもよく、何より足に合ってきます。
やっぱり新品の革靴は慣れるまで痛くて、毎回新しいパンプスをおろすときは泣きながら働いていましたが、馴染んでこれば革靴のしっかり作りこまれた REGALのパンプス が一番でした。ヒールの高さや、形も何種類かあるので自分に合うものを探してみてください。
私が長く履いていたのはこのモデル↓
COLUMBUS フットソリューション つま先コンフォート
パンプスと一緒におすすめなのが『COLUMBUS フットソリューション つま先コンフォート』です。パンプス用の中敷きで、つま先にこのジェルパットを敷くとズレ防止にもなり、つま先の負担が和らぎます。1mm、2mm、3mmがあるのでサイズの微調整にもよくて、パンプスが脱げにくくなりました。ホテリエの仕事はスマートに見えて、バックヤードでは階段を駆け上り、走り回っています(笑)靴が脱げて階段から落ちたことも何度もあるので、できるだけパンプスを足にフィットさせることをおすすめします。
REGALでも実際に取り扱っていたアイテムです。店舗では試着できるところもあり、1mm単位ではありますが、結構靴のきつさが変わってくるので試してみるといいかもしれません。少し大き目だった靴のサイズ調整にもおすすめです。
SABRINA ストッキング
ホテルのどの部署に配属になっても必要なストッキング。何種類か試しましたが、やっぱりGUNZEから出ているSABRINAのストッキングが持ちもよく、丈夫で伝線しにくいので何年もリピート購入しています。つま先に多少の締め付け感はありますが、肌触りもよく色も何種類かあるので肌に合ったものを選ぶことができます。
実店舗で買うよりも、ネット購入の方が安いのでいつも楽天で購入しています。夜勤があると勤務時間が長いので、着替え用に1枚持ち歩き、伝線した時用にもロッカーに常備していました。どうしても必要になったらたまにコンビニや会社の自動販売機で買っていましたが、1枚550円はもったいないので、楽天でまとめ買いしておきましょう。
制服がパンツスタイルなら靴下タイプ
私がベルの時はパンツスタイルの制服だったので、ストッキングではなくひざ下の靴下タイプのストッキングを履いていました。サブリナのひざ下ストッキングは締め付け感がなく、伝線も気にしなくて良いのでおすすめです。
男性ホテルマンにおすすめのアイテム
男性目線で見たアイテムを紹介していきます。女性の方でも使えるアイテムもいくつかあるのでチェックしてみてくださいね~
ボールペン
アクロ1000
ホテルマンが使うボールペンにはある程度の高級感が必要です。いかにもプラスティッキーなスケルトンのペンを使っていたり、大好きなキャラクターが書いてあるペンを使っているのはホテルマンとしてかっこよくありません。
そこでアクロ1000はコスパがよくて書き味抜群なおススメボールペンです。
ホテルマン、実はペンを失くす機会というのが結構多かったりします。ベルドアフロントと言った部署は個人のデスクがあてがわれていることがないので(支配人やマネージャー除く)ペンを置いたまま持ち場を離れてどっかいってしまうとか、ゲストに貸したまま帰ってこないとか日常茶飯事です。
私も昔はパーカー、クロス、ウォーターマン等を使ったことがありますが、全て失くしました…。自分の名前を入れることを強くおすすめします。名前を彫ると愛着もわきますし、失くしても返ってくる確率が上がります。アクロ1000こちらのリンクは名前入れも無料なのでおすすめです。
私も何本もなくしたよ…
ちなみに私はノック式を推します。片手ですぐに書き始められるので、電話の時などはノック式の方が明らかに使いやすいです。
革靴 スコッチグレイン
ホテルマンのマストアイテムの一つに革靴があります。どこのホテルでもほぼ確実に必要なのではないでしょうか。日本が誇る革靴メーカーはいくらでも存在しますが、個人的なおすすめはスコッチグレインです。
ホテルマンたるものフォーマルにするべきなので、おすすめは定番の内羽根ストレートチップです。定番ではありますが個人的には革靴の種類のなかでフォルムが一番美しい靴だと思っています。冠婚葬祭にも対応できますし、1足は持っていても間違いないでしょう。
ちなみにホテルマンの場合、革底は絶対に避けるべきです。ホテルマンは案外走る場面が多いです。そしてホテルは大理石的な場所が多いです。つるっつるな革底だと羽生君ばりのバランス感覚がない限り絶対に事故ります。ホテルマンの人は気を付けるポイントです。
シューホーン 靴ベラ
ホテルマンは案外靴をとっさに脱ぐ機会があったりします。そのためポケットサイズのシューホーンを持ち歩くことも必要になってきます。シューホーンを使わないで革靴を履く癖をつけてしまうと、革靴の寿命を大幅に縮めることになってしまいます。このサムティアスのシューホーンは真鍮製で堅牢、薄手で摩擦も少なく足入れが楽です。また、『SAMTIAS KEEPS GOOD SHOES GOOD』このシンプルなSVOC構文も好きです。僕が買ったときは確か1色しかなかったのですが、今は売れているのかカラーバリエーションも豊富でいいですね。
アイマスク テンピュール スリープマスク
夜勤従事者にとって、朝または昼に帰ってきてから寝るということも多いと思いますが、そんな時に役立つのがこのテンピュール スリープマスクです。あの寝具で有名なテンピュールはアイマスクも作っているんです。
アイマスクで一番重視するポイントは遮光性かと思います。多くの家では遮光カーテンを持っていても室内が真っ暗になることはないかと思います。昼間の日光は強いもので、案外寝ようとして目を閉じても明るくて寝づらかったりするんですよね。このテンピュールのスリープマスクはアイマスクにしてはかなり厚手の素材を使っているため、清水寺の胎内めぐりぐらい真っ暗になります。昼間から眠りにつく夜勤従事者にはとてもおすすめなアイテムです。
別記事にて詳細をお伝えしています。
柳屋 Jウルトラハードジェル
ホテルマンは髪の毛をばっちりセットする必要があります。オールバックでカチカチに…という指定は最近はほぼないかと思いますが、誠実さを重視しているため前髪はあげてセットするというところが多いのではないでしょうか。
そんなときに必要になってくるのがジェルです。ジェルのセットはワックスより固まりやすいのでコツがいりますが、なれてしまうと非常に簡単にセットができ、なおかつシャンプーするまでもなく水で簡単に落とすことができます。私はホテルマンになってから仕方なくジェルを使いはじめましたが、今ではワックスの出番がほぼなくなってしまったぐらいジェルが好きになりました。
そんなジェルの中でおすすめなのが柳屋 Jウルトラハードジェルです。
特に気にいっているポイントが、粘性がありセット力があるところです。多くのジェルは固まってしまうとガチっとなるのですが、案外水っぽいものが多くセット力がないものが多いのです。
ちなみにドンキホーテに売っているものも製造元が一緒で、両方使いましたが恐らく中身は全く一緒です。売っている場所が案外少なかったりするので(薬局だと体感2割ぐらい取り扱いあり)ドンキホーテが近い人はそちらで手に入れてもいいかもしれません。
ベージュのインナー
私はインナーはベージュを強くおすすめしています。ベージュなんてなんか年寄り臭くてかっこ悪い…と思う方も一定いるかもしれませんが、とんでもない。ベージュのインナーこそ一番外見がかっこよく見せることができるものだと思います。
ベージュのインナーは外から見て”インナーが見えない”ことが一番大きなメリットです。一般的な白いインナーですと、シャツを着たときに実は透けて見えているんです。腕や胸元から透けて下にインナーを着ているのが明らかにわかってしまうという状況が実はあまりスマートではありません。
インナーを見せないためにはなるべく肌との境目をなくすということが重要です。そのためにはなるべく肌に近い色合いであることと段差をなるべくなくすことが必要になってきます。その条件を満たしたうえでのおすすめインナーは下記
ユニクロ エアリズムデオドラントメッシュVネックT
さらさらであり着ている感覚がほぼありません。さらにカットオフでVネックであり、インナーと素肌の境目がほとんどわからないつくりになっています。
楽天市場のアカウントを持ってる場合は、楽天リーベイツ経由でのユニクロ商品購入でポイントバックがあるので要チェックです↓
キーバック&キャップレス9
この組み合わせの快適性がすごすぎてもう元には戻れません。私は昔からキャップがついたシャチハタを使用していましたが、これがなかなか手間でした。ポケットに入れておく場合はポケットから出して(ちょっと探す)、キャップ外して、ポンと押す。またキャップして…。という手順でした。そもそもゲストの前でポケットに手を入れる動作自体スマートではありませんよね。フロントに入っている場合だと、そこまで自分のカウンターから動く必要もないので印鑑をカウンターの手元に出したままおいて置き、そのまま使うという手もあります。ただこれやってるとカウンター移動や休憩の時などにそのまま忘れていってしまったりしてしまうことが多くありました。印鑑の置き場所がポケットであれカウンター上であれどちらにもデメリットは感じており、いまいち定位置を決めることができませんでした。
ただし、このキーバック+キャップレス9を導入してからはその悩みは全て吹き飛びました。ズボンのベルトループにキーバックを付けているので探す必要は全くありません。また、キャップを外す必要もなくそのままダイレクトに印鑑ポン。その後はまた使いやすい定位置へ。身に着けているので当然忘れることなどありません。ポケットから出す、キャップを外すなどのアクションがなくなるだけでこれほど快適になるとは思いませんでした。
ちなみにもともとキーリールがくっついているキャップレス9もありますが、私としてはキーバック+キャップレス9を強く推します。その理由は耐久性です。キーリールは何度も延ばしていると安いものだとすぐにダメになってしまいます。キーリールが付いているキャップレス9も正直耐久性に心もとなさを感じました。その点キーバックはキーリールを昔から長く作っているアメリカの老舗のメーカーであり、コード部分にケブラーが使われています。ケブラーは防弾チョッキにも使われるほど耐久性が高い素材であるため非常に心強いです。
まとめ
今回は私達ホテルマン夫婦が普段から仕事で愛用しているおすすめアイテムを紹介しました。これからホテリエになる方、今現在ホテルで働いている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
仕事おわりの革靴のにおいがすきだにゃ~
ボールペンかじかじするにゃ
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