はいたい~さやです
保護猫2匹を飼い始めて3年以上経ちますが、実は私『猫アレルギー』です。最初はやっぱり猫と暮らすことに不安はありましたが、よっぽど重度な猫アレルギーでない限り、日々の暮らしでいくつか気を付ければ猫と暮らすことはできます。猫アレルギーの症状も最初に比べればだいぶ収まりました。
この記事ではそんな私が猫と暮らす上で気を付けていることを紹介します。猫アレルギーの症状を少しでも軽くするために行っていることであって、治す方法ではありません。
もちろん人によって症状や重症度も違うと思うので参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
ブラッシングはまあまあすきだにゃ~
はにちゃんおふろはきらいだにゃ!
どうして猫アレルギーだと分かったのか
昔から猫好きだったわけではなく、通勤時にいつもいる野良猫(半野良)さんと仲良くなったのがきっかけで猫が好きになりました。いつも私をみつけると近寄ってきてくれます。
もちろん猫好きだったきりさんの影響も大きいです。
ねこ不足!猫カフェいきたい!
まだ結婚する前でしたが、何度か一緒に猫カフェに足を運びました。比較的猫も少なくてきれいに掃除されている猫カフェに1時間いるくらいでは特に気づきませんでしたが、少し毛が舞っているような猫カフェに行ったときに異変が…。
でもまだ猫アレルギーとは認めず、何ヵ所か猫カフェに遊びにいきました。
別の猫カフェでもくしゃみは鼻水が止まらなくなり、猫を飼っている友人の家に行った時もやっぱり帰ってからアレルギーの症状が出てしまいました。
顔まで腫れて赤くなったのは数回だけでしたが、猫飼いたいのに猫アレルギー疑惑がでて、泣きそうになったのを覚えています(笑)
猫飼えないかも~(涙)
大丈夫だよ!猫飼わなくてもいいよ!
検査をしにアレルギー科のクリニックへ
でもどうしても猫を飼いたかったので、近くのクリニックで血液検査をしてもらうことにしました。(まだ猫アレルギーだと認めたくない)
ちなみに私は花粉症で、学生時代に検査したことがあったのでスギとヒノキとブタクサにアレルギーがあることは分かっていました。小さいころから鼻炎もあり、よく耳鼻科に通っていたこともあります。
結果はやはり『猫アレルギー』確定。基準値0.10以下のところ、3.38でクラス2という診断結果でした。
アレルギー科の優しい女医さんがいくつかアドバイスをくださり、重度ではないから猫をどうしても飼いたいのなら以下のことに気を付ければいいとのことでした。
正直もうこのアレルギー検査を受ける前には猫を飼うことを心の中では決めていたので、どう付き合っていくかを考えるためにどれくらいの重症度などを把握しておこうと思い検査したのでした。
まずは保護猫2匹との生活をトライアル
こてつくんとはにちゃんは、保護猫カフェからの譲渡で我が家にやってきました。またその時の経緯は詳しく書こうと思いますが、譲渡の条件に合えばまず2週間のトライアル期間があります。
トライアル期間にある程度の猫アレルギーへの耐性は把握できるので、これから猫を飼うことを考えている方はトライアルとして一度一緒に住んでみるという方法も検討してみてください。
但し、可愛すぎてもう一緒に住まないという選択肢はなくなります(笑)
保護猫カフェでの接客にも慣れていたからか、人懐っこくてすぐに懐いてくれました。
猫アレルギーの症状は?
やっぱり、猫たちが我が家に来てからしばらくはアレルギー症状が少しずつでてきてしました。主に花粉症のような鼻水やくしゃみ、目の痒み、皮膚の痒みです。
但し薬を飲まなければいけない程ひどくはならず、皮膚のかゆみ以外は花粉の時季の症状と同じです。飲み薬は飲まずにもともと使っていたアレルギー用の目薬だけでなんとしのいでいました。
2週間のトライアル中に慣れてきたのか、一番気になっていた皮膚のかゆみは大分収まり、顔が赤くなることもなくなりました。こればかりは一緒に住んでみないとどの程度慣れるのか、または重症化してしまうかは正直分からないと思います。
いよいよ猫との暮らしがスタート
トライアル期間も終了し、無事に譲渡の契約がおわり保護猫2匹との生活がはじまりました。最初はどうすればいいのかいまいち分からなかった猫アレルギー対策も、毎日猫との生活をしていくうちに確立してきたので紹介していきます。
まずは猫との暮らしをスタートさせたときに気を付けたことです。
慣れるまでは寝室を別にするか住環境を分ける
飼い始めてすぐは、どれくらい症状が出るか分からないので少しずつ慣れていくためにも猫が入れない部屋をつくっておくことがおすすめです。
我が家は保護猫2匹を迎え入れたときは2LDKで二人暮らしだったため、寝室にはしばらくの間猫たちを入れないようにしていました。寝室はどうしてもベッドや布団に猫の毛が付きやすく、ダニなども繁殖しやすいため、最初は寝室に猫を入れないという方法はおすすめです。
まだうちに来たばかりのこてつくんとはにちゃんは猫風邪をひいていて、冬だったので寒いかな~と別々で寝るのは心配でしたが毛布などを敷いてあげたらしばらくはそこで寝てくれました。
いまはいっしょにねてるにゃ
アレルギー症状が治まってきてからは寝室にも出入りできるようにして、一緒に寝ています。寒い日に布団に入ってきてくれるのは最高に幸せです。
寝室以外でも、この一部屋だけは入れないようにする、と決めれば猫アレルギーを発症したときに隔離ができるのでまずは試してみてください。
ブラッシングに慣れさせておく
猫アレルギーのひとつの原因でもある、家中の猫毛をすこしでも減らすためには日々のブラッシングも大切です。ブラッシングを嫌がらないよう、早めに慣れさせておくといいです。
我が家では、抜け毛が多い季節の変わり目はドギーマンのトリマーでムダ毛をブラッシングし、普段はホームセンター等にある猫毛ブラシでブラッシングをしています。
アンダーコートと抜け毛取りにはファーミネーターもおすすめです。ドギーマンのトリマーより値段は高いですが、ファーミネーターの方が圧倒的に抜け毛が取れます。
シャワーに慣れさせておく(我が家は無理でした)
アレルギー検査をした際に、お医者さんには2~3週間に1回など定期的に猫をシャワーにいれてフケをとると良いと言われましたが、シャワーが大嫌いな猫たちを毎月入れるのはかわいそうで、我が家はあまりお風呂にいれてません。
ストレスを与えてしまうのも良くないと思い、季節の変わり目のあたたかい日に洗ってあげるくらいなので、年に4回ほどです。
ドライヤーもきらいだにゃ
子猫のうちからシャワーに慣れていて、シャワーが嫌いじゃない猫ちゃんならもう少し洗ってあげてもいいと思いますが、完全室内飼いであればそこまで無理していれる必要はないと思っています。
部屋作りのポイント
猫アレルギーの原因となる、猫毛やフケ、ダニを少しでも減らすために掃除のしやすい部屋にしておくことがとても大切です。最初は手探りでしたが、工夫を重ね、今では猫毛ができるだけ舞わない『掃除のしやすい部屋』になりました。
絨毯を敷かない
猫毛やフケ、ダニはやはり絨毯などの繊維につきやすく、掃除しても完全に取り除くことはできないし水洗いするのも大変です。
最初は絨毯を敷いていましたが、毎日コロコロをしても毛が気になる…。猫は毛玉や餌をたまに吐いてしまうこともあるので引っ越しを機に思い切って撤去しました。
毛がきになればクイックルワイパーでもすぐに掃除できるし、何よりお掃除ロボットを毎日起動できます。水拭き機能付のロボットも絨毯がなければ家中を綺麗にしてくれるので最高です。
猫を飼ってる方は是非絨毯を撤去して、お掃除ロボットの購入を検討してください!我が家ではECOVACSのDEEBOT旧型モデルを使っていますが、スマホでいつでも機能できるので便利です。
絨毯以外のマット類も撤去
リビングに敷いている絨毯だけでなく、その他のマットも全て敷いていません。少しでも猫毛の溜まる原因を排除することが大切です。
- 玄関マット
- お風呂マット→珪藻土バスマットにする
- トイレマット
- キッチンマット
- スリッパ
我が家には全てありませんが特に困ることはなく、マット類はなにもない方が掃除もしやすく快適です。
毎日掃除機かお掃除ロボットで掃除をしていればスリッパも特に必要ありません。珪藻土マットはなぜか猫たちが大好きで、よくスリスリしていますが掃除機で毛が取れるので布製のマットよりも楽に掃除ができます。
インテリアを減らす
私はインテリアが大好きで、猫を飼う前は色々とディフプレイしたがっていましたが、やっぱり掃除のしやすさ優先です。できるだけホコリが溜まらない、もしくはすぐにはらうことのできるような部屋作りにするのがポイントです。猫も色んなとこに飛び乗るので、危険も回避できます。
カーテンは短めでもいいかも
空中に待った毛はカーテンにもつきます。出窓によく飛び乗っていたので、出窓につけていたカーテンはいつも毛だらけでした。
布団などに比べると見落としがちですが、カーテンも定期的に洗濯機で洗っていました。カーテンの素材にもよりますがネットに入れて洗濯機で洗い、カーテンレールに戻せば自然に乾きます。
これはただ偶然裾が短かっただけですが、床を舞う毛がカーテンにつかないので気持ち短めのカーテンがいいかもしれません。
空気清浄機を設置する
2LDKに住んでいたときは、リビングと寝室にそれぞれ、1LDKの今はLDKに1つ空気清浄機を設置しています。猫アレルギーであれば、空気清浄機は必須アイテムなのでできれば猫を迎える前に購入をおすすめします。
習慣にしていること
上記のように部屋作りのポイントを押さえておけば、かなり猫アレルギーは改善されます。
布団乾燥機で猫毛問題は解決できませんが、布団についたダニなどを退治できるので我が家でも定期的にかけています。花粉症で外干ししたくない方にも便利な必須アイテム!
まとめ
猫アレルギーの人が猫を飼うのはある程度の覚悟が必要ですが、私の場合は以上のことを気を付けていたら猫アレルギーがかなり改善されました。妊娠中や、里帰り出産から帰ってきたときなどたまに発症することはありますが、特に飲み薬は必要なく点鼻薬を少し服用する程度です。
ただ無理をせず、症状が酷いときは必ず病院を受診しましょう。
むりしないでね
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