はいたい~さや(@haisaisaya)です!
今回は沖縄移住したホテルマン夫婦の私達が宿泊した、【星のや沖縄】を紹介します。開業当初からずっと気になっていた念願のホテルに、やっと宿泊することができました。2023年7月の宿泊記です。
「星のや」ブランドも今回がはじめての宿泊。敷地内の非日常感やオーシャンビューの客室、美しくて美味しい食事に、星野リゾートらしいおもてなし。大人向けのホテルかな~と思っていたけど、子連れでもたのしむことができ、帰りたくないくらい素敵な滞在でした。
星のや沖縄の概要
星のや沖縄が読谷村にオープンしたのは2020年で、私達が宿泊したタイミングではまだ開業3年の比較的新しいホテルです。客室数は全100室で、全室がオーシャンビューの低層階。敷地は海岸沿いに長く広がっています。
ホテル名 | 星のや沖縄 |
---|---|
所在地 | 沖縄県中頭郡読谷村儀間474 |
客室数 | 100室 |
電話番号 | 050-3134-8091 (9:30 AM〜6:00 PM) |
開業 | 2020年7月1日 |
施設 | レストラン、カフェ/ラウンジ、スパ/マッサージ キッズルーム、プール、ショップ、道場 |
駐車場 | 無料(100台、予約不要) |
アクセス | 那覇空港より沖縄自動車道で約60分 一般道の場合は国道58号線で約70分 |
滞在の様子を動画でみる↓
チェックイン
車寄せからすぐの駐車場に車をとめてレセプションへ。今まではアリビラやバンタカフェへ行く際に通りすぎるだけの場所でしたが、いつも車寄せにはたくさんのスタッフがお出迎をしているイメージです。
深海をイメージしている紺碧色のレセプションは独特な雰囲気で、上から差し込む光がとても綺麗でした。
琉球の礼装をモチーフにした制服も星のやらしさと沖縄らしさが融合していて素敵です。
僕は絶対に似合わない(笑)
ホテルのロビーというよりは、チェックインや精算を主に行うレセプションのみ。プールの隣にある「集いの館」がホテルのロビー的な役割をしていました。
レセプションから客室まではカートで移動。敷地が広く、横に長いのでお願いすれば敷地内はスタッフの方が送迎してくださいます。この日はカタブイ(沖縄特有のスコールのような土砂降り)のあとで、湿気がすごく、蒸し暑かったです。
はじめて入るグスクウォールの内側には、たくさんの南国の植物や果樹園、畑が広がっていました。
この石壁のグスクウォールは高さ4.5mあり、約1kmにわたって敷地を囲っています。読谷山花織の模様に光が差し込んで、時間帯によって表情を変えるので綺麗でした。
客室一覧
星のや沖縄の客室は主に4種類。全室オーシャンフロントで低層階なので、海沿いに暮らすように過ごすことができるお部屋です。
この記事では、私達が宿泊した「フゥシ」と
友達ファミリーが宿泊した「ハル」を紹介
客室名 | 広さ | 定員 | ベッドタイプ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ティン ツイン | 64㎡ | 1~2名 | ツイン | ・土間ダイニング ・ベッドルーム ・テラスリビング |
フゥシ | 93㎡~94㎡ | 1~4名 | フォース | ・掘りごたつのあるリビング ・土間ダイニング ・独立したベッドルーム |
ハル | 88㎡~94㎡ | 1~4名 | フォース | ・テラスリビングが特徴的 |
ティーダ | 256㎡~258㎡ | 1~4名 | フォース | ・全長20mのプライベートプール ・4部屋のみの特別室 ・テラスからビーチへ出れる |
フゥシ 愛犬ルーム | 93㎡~94㎡ | 1~4名 | フォース | ・敷地内で1室のみ ・利用規約あり |
フゥシ
今回私達が宿泊したのは「フゥシ」というお部屋。
客室は2階建てになっていて、外階段で上に上がる、2階のお部屋でした。
「フゥシ」と「ハル」が隣り合っていて、入り口がある廊下側もスライド式のガラスドアなのでブラインドを下げなければ、外から部屋の中は丸見えです。
まず入り口から入ってすぐ広がるのがオーシャンフロントの土間ダイニング。正面にキラキラ輝く海が広がり、圧巻です。チェックインの時間は太陽の光で海が輝いていましたが、西側なので、夕方には夕日を望むこともできます。
朝焼けのグラデーションも綺麗でした。
高層階のビーチフロントホテルとはまた違い、海辺に住むように、塩の満ち引きや空模様で刻一刻と変わる海の景色をたのしむことができる最高なお部屋です。
土間ダイニングと設備
土間ダイニングにある、広々とした水栓付きのダイニングテーブル。今回は利用していませんが、星のや沖縄には「ギャザリングサービス」があり、シェフが下準備を済ませた料理を部屋で自分で仕上げる食事スタイルをたのしむことができます。
そのため、土間ダイニングはホテルによくあるミニ冷蔵庫ではなく、一般家庭にあるような大きな冷蔵庫に電子レンジ、IH調理器なども常設されています。
冷蔵庫には有料のミニバー、そしてお水はウォータージャグ。沖縄の水道水は硬水寄りの地域が多いですが、星のや沖縄のダイニングの水栓には軟水化装置が埋め込まれているため、良質な水が飲めるようです。
やちむんのカップが可愛い!
コーヒーメーカーはネスプレッソ。電気ケトルやBluetoothスピーカーもありました。
敷地内は南国の植物で溢れていますが、その分時期によっては虫も多いので、虫よけグッズも。私達が宿泊した7月上旬は、敷地内にセミが大量発生しているエリアもありました。下駄箱には館内で履くことができる、OOFOS(ウーフォス)のリカバリーサンダルがあります。
足の回復を目的としているリカバリーサンダルなので、沖縄旅行で疲れた足も翌日にはすっきりしそうです。
掘りごたつリビング
土間ダイニングの隣にある小上がりのリビングは掘りごたつになっています。2歳の娘もこの空間が気に入っていました。
ピンクの壁紙が可愛くて、リビングもオーシャンビュー。海が窓枠に切り取られ、まるで絵画のような景色をみながらのんびり過ごすことができました。
間接照明に照らされた夜の雰囲気も素敵でした。
ベッドルーム
フゥシのベッドはフォースですが、今回大人2人と添い寝1人だったため、シングルベッド2台をくっつけたハリウッドツイン使用になっていました。
100×200サイズのベッドが2台くっついていて、キングより大きいサイズのベッドが2台並んでいるので、3人で寝るのには広すぎるくらい。
ハイダーベッドやソファーベッドではなく、正規ベッド4台のお部屋は沖縄のリゾートホテルでも少ないので、家族や友達連れには嬉しいポイントです。
ベッドルームの窓側に海を向くように設置されたライティングデスクから見えるのはこの景色。
ベッドルームの壁紙は紅型(びんがた)で、全室にあしらわれています。読谷のやちむんなど、沖縄の自然や文化が表現されている素敵な紅型でした。
バスルームとアメニティ
バストイレは別で、洗い場付きのバスルーム。
浴室内には、シャンプー&コンディショナーとボディーソープのボトルがあり、ベーシンにはスキンケアのセットもありました。美容液まであるのもさすがの星のやです。
ダブルシンクで広々とした洗面台の引き出しにアメニティが入っています。
星のや沖縄オリジナルのフェイスマスクも
フェイスマスク、バスソルト、歯ブラシ、コットン&綿棒、ヘアゴム、ブラシ、子供用歯ブラシ、子供用ミニタオル
脱衣スペースにあるクローゼットの引き出しには、館内で着用OKの作務衣。作務衣は子供用もあり、一緒に靴下と巾着袋も。作務衣はレストランでも着用していいようです。
ナイトウェアは上下セパレートタイプで、着心地の良いガーゼ生地でした。
私達は作務衣を着るタイミングを逃したので、完璧に着こなしていた友人夫婦の写真。
動画でも紹介しています↓
ハル
友人夫婦が泊まっていた「ハル」
「ハル」も見せてもらったので少しだけ写真で紹介。海が見える窓は1面だけですが、「フゥシ」にはなかったテラスリビングがあり、海を見ながらテラスでのんびり過ごすことができるのが特徴的です。
ベッドルームにも大き目のソファーがあるので、くつろぎやすいお部屋でした。
全体的に水色ベースの、海を感じるやさしい雰囲気です。
星のや沖縄の施設
星のや沖縄の敷地面積は12万5000㎡。海沿いに広がる広大な敷地には、滞在をより豊かにする施設がいくつあります。
道場での「海辺のひととき」
お部屋で少し休憩したら、歩いて「道場」へ。海が目の前の道場でも様々なイベントが催されていますが、15:00~16:30まで無料で参加できる、「海辺のひととき」を体験。
沖縄古来の「ぶくぶく茶」とちんすこうでゆったりお茶タイムをたのしみました。
「ぶくぶく茶」は、煎り米湯にさんぴん茶をいれてシャカシャカと泡立てたお茶。やちむんのマカイも素敵。
朝は起きれなくて参加していませんが、道場では他にも「朝の鍛錬深呼吸(7:00~)」という琉球空手を取り入れたストレッチや、夜にも「夜の調律深呼吸(21:00~)」という就寝前のストレッチなど、無料&予約不要で参加できるイベントや、有料のワークショップ、空手や三線の教室なども開催されています。
集いの館
フロントとラウンジ、ライブラリー、ショップが併設する「集いの館」と呼ばれるフロント棟。チェックインをしたレセプションとは別の建物で、インフィニティプールの隣に位置しています。
この赤瓦の沖縄らしい建物が「集いの館」。外のプールサイドにもソファやテーブルがあり、テラス席でものんびり過ごすことができます。
お茶やジュース、コーヒーに、クッキーなどのお菓子も用意されていて、すぐ横にはライブラリーもあるので、ゆっくり本を読むのも◎
中央には広めのソファーベッド席もあるので、娘たちは大喜び。ファミリーでも寛ぐことのできる空間です。
ショップ
集いの館にあるショップ。沖縄の陶器、やちむんやシーサーなどの工芸品、星のや沖縄のオリジナルグッズなどが並んでいました。
プール
一度は見てみたかったこの絶景
星のや沖縄の海とつながるインフィニティプールは加温式で1年中入ることができます。しかも24時間利用可能。夕焼けや朝焼けを見たり、時間帯によっては貸切で泳ぐことができるかも!
ちなみにこのプールは「Travel + Leisure Luxury Awards Asia Pacific 2023」の「Hotel Pools部門」で日本一を受賞しているそうです。
プールエリアには、広めのソファーやカバナ、テーブルとチェアなどがいたるところにあるので、それぞれが寛いで自由に過ごすことができます。
貸出用のタオルは、集いの館の入り口にありました。
プールは水深の異なる4つのエリアが組み合わさっていて、手前のエリアは水深10cmなので服を着たまま入ることもできます。
足をぴちゃぴちゃするのが気に入った娘は大喜び。
海に近づくにつれてだんだんと深くなっていきますが、手前のエリアは浅めなので子供でも入ることができます。
貸出用の子供用浮き輪やアームヘルパーも。この日は晴れて最高のプール日和でした。
ダイニングでディナー
夕食はお部屋でのギャザリングサービスや、「オールーグリル」もありますが、今回は宿泊者しか利用できない「メインダイニング」でディナーコースを頂きました。
ダイニングでのディナーは子連れでもOK
大人4人+子供2人で利用しましたが、奥にあるサローネ(大人数で利用できるスペース)の席でした。
ダイニングはどこを見渡してもとにかく素敵。ところどころ、オーシャンビューで海を眺めることもでき、まだ明るい時間帯だったため光が差し込んで綺麗でした。
琉球シチリアーナ
ディナーコースは一種類のみで、私達が利用したときは13,000円/1名(税・サービス料10%別)でしたが、2023年11月1日~2024年2月29日は「琉球シチリアーナ~Bellezza~」にリニューアルされ、24,200円/1名(税・サービス料10%込)と、1万円ほど値上がりしています。
最新のメニューや料金は公式ホームページで確認してみてください。
一品ずつ運ばれてくる料理は、見た目も美しくて美味しいのひとこと。貝を使った海を感じる盛り付けも爽やかで、作家さんたちの芸術的な器で運ばれてくるので、目でもたのしむことができます。
前菜だけで何品あるの?というくらいボリュームのあるコースです。
陶芸家、小孫 哲太郎さんのつくる星のや沖縄オリジナルの器は、琉球王朝時代に大切なお客様をもてなすために使われていた器「とぅんだーぶん(東道盆)」をモチーフにしているそう。
この美しい前菜「ストゥッツィキーニ」はイタリアで一口前菜やおつまみを表す言葉。
9種類の一口前菜が並び、どれから食べようか迷うけど、本当に何を食べても美味しくて感動。
お魚料理のアカマチのヴァポーレは目の前でパチパチと熱々のごま油をかけて仕上げてくれるので、ライブ感もありました。
メインの牛フィレ肉のアローストも、目の前でカットから盛り付けまでを行ってくれます。
ちょうどメイン料理の頃には夕日が沈む時間に。雲が多くてこの日は夕日は見えないかな…と諦めていたけど、とっても綺麗な夕日をみることができました。
沖縄に住んでいても、雲に隠れずに海に沈む夕日をみることはなかなかできないのでラッキー。
どんどん変わっていく空模様が綺麗で、幸せすぎるディナータイムでした。インフィニティプールやお部屋で見る夕日も絶対に綺麗だから自分が3人欲しかった。
分身したい…
パンも3種類出てきましたが、デザートもなんと3種類。本当にボリュームが多くてお腹いっぱいで、とにかく大満足なディナー。
ちなみに…
今回は子連れでの利用だったので、
コース料理を少し早めにお出しすることもできます
と、最初にご提案いただき、通常より少し早めの提供をお願いしました。2歳児がテーブルにじっと座っていられる時間はそう長くはないので、時間がかかるコース料理は不安でしたが、スタッフの方の気遣いもあり、ゆったりと過ごすことができました。
子供用のコース料理もあるようですが、まだ1人前を食べられるほどではなかったので、大人の料理の取り分けに。子供用にかぼちゃスープとパンのサービスで、1番最初に出していただけたので、有難かったです。
朝食
朝食も夕食会場と同じダイニングでいただきました。特に予約制ではなく、当日決めて利用することもできます。
朝の明るい光が天窓から差し込むダイニングは、また夜とは違った雰囲気で新鮮でした。
朝食は、ブッフェではなく定食スタイルで、「琉球朝食」か「シチリア朝食」の二択です。色鮮やかな南国らしいフルーツなどを使ったデトックスウォーターやジュースはドリンクバー。
どれも美味しくて、朝食が運ばれてくるまでの間に飲み比べをしてたのしみました。
朝食は迷った結果、私が琉球朝食、夫がシチリア朝食を選びました。どちらも野菜もたっぷりで健康的なメニュー。琉球朝食はジューシー、シチリア朝食はパンも5種類ほど盛られていて、お腹いっぱいになりました。
星のや沖縄を予約する
星のや沖縄のふるさと納税
星のや沖縄にふるさと納税を利用して
お得に宿泊する方法も↓
【ふるさと納税】【星のや沖縄】ふるさと納税宿泊ギフト券 (3万円)
【ふるさと納税】【星のや沖縄】ふるさと納税宿泊ギフト券 (15万円)
まとめ
今回は沖縄移住したホテルマン夫婦の私達が宿泊した、【星のや沖縄】を紹介しました。お天気にも恵まれ、友人夫婦と1泊2日を満喫することができ、とにかく帰りたくない最高すぎる滞在だった、のひとこと。
結婚記念日のお祝いも兼ねて宿泊していたので、チェックアウト時にオリジナルのジュースのギフトをいただきました。また特別な日に泊まりたい、そして特別な日の旅行を考えている方におすすめしたい素敵なホテルでした。
写真も多く、ボリュームのある宿泊記になってしましましたが、これから宿泊される方、また宿泊を考えている方の参考になると嬉しいです。
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